<先日、娘様がお母様のご面会に来て下さった時の一場面>
娘様のお顔を目にした瞬間、お母様の表情がふわっと「母親」の顔になり、娘様のお名前をしっかりと呼ばれました。その穏やかで柔らかな表情は、言葉では言い表せないほどの慈しみに満ちていました。
娘様は「認知症の母が、いつか私の名前を忘れてしまうのではないか…面会に行くたびに、ふと不安になるんです」とお話されていました。
そのお母様と娘様のお会いされた時のとても暖かな空気感は私たち職員のとっておきのご褒美となります。
少しでも長く、そのような幸せの時間を持っていただくことができるように、日々近くでお手伝いをさせてもらえることに、私たちも幸せを感じています。

認知症は誰にでも起こり得る可能性があります。私たちからのご報告の内容によっては、ご家族様からすると張り合いの悪い思いをされることがあるかもしれません。
それでも、今の状況を共有することは、ご家族様との信頼関係を築くうえで大切だと考えています。
寂しい現実と感じることもあるかもしれません。
もし寂しさや不安を感じられることがありましたら、ご面会の際などにぜひお声がけください。
少しは心が軽くなっていただけるといいな…と感じています。