2026.06.16
【実里通信】 6月号
一年の中で、実里の周りの景色がもっとも美しくなる季節となりました。
近くのそば畑では白くて小さな可愛らしい花が一面に咲き、新緑の中で控えめながらも凛とした存在感を放っています。
私は、この時期に東側から眺める実里と、その背後に広がる榛名山〜伊香保の景色が大好きで、毎年インスタグラムにも写真を載せています。 お時間がある時には、ぜひ実里やほほえみでの様子をご覧いただけると嬉しいです。
【ちょっと嬉しいお話】
先日、お一人の方のお看取りをさせていただきました。
お看取り期に入り、これまでなかなか会う機会がなかったお孫さんたちが頻繁に面会に来られました。 ベッドで横になるおじいちゃんを前に、どんな声をかけたらいいのか?少し恥ずかしそうにしている姿がとても印象的でした。
ただ、横になり起き上がれない今のおじいちゃんの状況に、元気だった頃の姿を思い出し、さまざまな想いや感情でその場にいるお孫さんたちの気持ちが私にも伝わってきました。
おじいちゃんも、成長してお年頃になるお孫さんたちを見て少し照れながら「ありがとう…」と嬉しそうに微笑まれ、その表情がとても温かく、私自身も胸が熱くなりました。
お酒が大好きだったおじいちゃんのために、お孫さんたちが選んだお酒は「赤城山」。味の種類もいくつかあり、飲み比べ(舌に湿らす)ができました。
そのお酒を最後に口にされたおじいちゃんの表情は、言葉では言い表せないほど穏やかで、幸せな時間を過ごしていただけたのではないかと感じました。
死は誰もが向き合わなければならないものですが、怖いというよりも「自分が最期どのように、どんな時間を過ごしていきたいか…?」が大切なのではないかと思います。
少しでもご本人様の、そしてご家族様のご希望や想いが叶えられるよう、職員一同でそのためのお手伝いをしたいと思っております。